William Morrisを知っていますか?

私が好きなイギリス人の著名人の一人、ウィリアム・モリス(William Morris/1836-1896)。思想家でもあり、詩人でもあり、デザイナーでもあるモリスの良さについて、語らせてください!


草木をモチーフにしたデザイン

モリスが残したもので、最も有名なのが彼のデザイン。幼いころから草木や鳥などを書くことが好きだったモリスらしい草花などがモチーフのデザインです。彼のデザインは現代でも大きな影響与えていて、昨年にはH&Mがモリスのデザインを取り入れたファッションを販売しています。Victoria & Albert MuseumのTea Roomの天井やグッズにも、モリスのデザインが採用されています。そのほかにも、いろいろなグッズにデザインが使われているのを目にします。

どの作品も、派手な色より落ち着いた色合いで、シックなデザインがとても良いなあと思います。店頭で、彼のデザインが使われている商品を目にすると思わず買いたくなっちゃいます。


アーツ・アンド・クラフト運動

ウィリアム・モリスについて最も好きなところが、芸術に対する彼の考え方です。モリスは、産業革命の影響で機械による安価な大量生産の商品が主流になってしまったことを嘆き、中世と同様に一つ一つ手作りで商品を作ることを訴えました。

また、芸術と生活は一体であるべきという考えも持ち、モリス商会では装飾された書籍や壁紙など生活に基づいた「芸術」商品を販売しました。

この考え方と行動がアーツ・アンド・クラフト運動と呼ばれるもので、モリスに影響されて様々な芸術家や建築家がこの運動に参加しました。

伝統を大事にするイギリスらしさのある考え方だなと思い、私がモリスを好きだなと思う理由の一つです。また、手仕事を大事にするのは日本の伝統工芸にも通じるところです。


William Morris Gallery (Walthamstow Central)

モリスのギャラリーが東ロンドン郊外にあるので、ぜひロンドンに来た際は行ってみてください。ロンドンの中心部からは離れているので、観光では中々いかない場所です。ギャラリーになっている建物は、モリスが青年時代を過ごしたお家です。ティールームもあるので、ギャラリーを見た後にお庭を眺めながらお茶できますよ!入館料は無料です。


なんの需要もない、自己満な投稿で申し訳ないですが…イギリスで生活していると、度々メモリスのデザインを目にする機会が多いので知っていて損はないかなと思います…笑

帰国前に、もう一度ギャラリーに足を運びたいです。



*Photo by Birmingham Museums Trust on Unsplash


As I Like It !

YMS Visaを利用して、2018年から2020年までをイギリスで過ごしています。2年間のイギリス生活と、いろいろな気づきの忘備。

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