イギリス人の働き方
初めてイギリスで働いて遭遇した日本とイギリスの働きの違い。イギリスの自由さに驚くと同時に、羨ましさを感じました。
①会社で朝飯を食べる人が多い
私のオフィスには共通の食堂(Canteen)があるのですが、朝コーヒーを淹れにいくと、チーズとハムを切ってサンドウィッチを作っている人や、ポリッジを作っている人など始業時間が過ぎてものんびりと朝食を作っています…笑
私もそれに紛れて、朝食は良くデスクで食べています。日本では絶対できなかった…!
➁担当者がコロコロ変わる
日本と違って、イギリスはキャリアを積むために転職をすることが当たり前なので、いつもやり取りしている取引先の担当者がしょっちゅう変わります。連絡を取ると、自動返信で「I left the company. Please contact at XXXXXX」と来ることが本当に多いと思います。
③有給の取得率は本当に高い
メールをして「I am now on annual leave.」と自動返信が来ることが結構頻繁にあります。「え、また!?」と思うことが多々あります…特に8月、12月はほとんどの人がホリデーを取っているので、仕事の稼働率がかなり低くなります。
イギリスは日本と異なり、病欠(Sick leave)は有給(Annual leave)とは別に取得できるので、ギリギリまで有給を取得しても問題ないです。
④月曜日と金曜日はほぼ休み(気持ち的に)
月曜日は、週の始まりなのであまりやる気がでない雰囲気があります。気持ち的には「仕事の準備運動をする日」という感じです。
金曜日は、もちろん忙しさにもよりますが、週の最終日なのでほとんどの場合午前中にメールをチェックする程度であまり仕事に力を入れません。13時くらいから飲み始める人もいます…笑 会社によっては定時前に仕事が片付いていれば帰るところもあります。
家族がいる人は、さっさとお家に帰ります。基本的に週末は家族との時間という意識が強い気がします。
⑤クイズデーがある会社
これも会社によると思いますが、クイズデーがある日が週に1回あり、その週の担当者がクイズを考えてきてみんなで答えるというクイズイベントがあります。就業の1時間前くらいにはじめ、交流を目的にお酒を飲みながらクイズを楽しみます。これも日本じゃ考えられない!笑
⑥カジュアルな服装
銀行など業種によっては日本みたいにスーツを着ることもありますが、基本的にはカジュアルな服装をすることが多いです。Tシャツにジーパンという服装もよく見かけます。オフィシャルなイベントの時だけフォーマルな服装をします。
それ以外は、普段着みたいな格好が多いですね。私も日本にいたときは、会社用の服とプライベートの服は分けていましたが、イギリスでは特に分けていません。これはすごく楽!
スーツも、日本みたいに真っ黒なスーツはお葬式とかで着るスーツなので、色は紺などが多いです。
⑦もちろん残業しない
繁忙期でもないかぎり(人によっては繁忙期でも…笑)残業は一切しません。就業時間内に帰る準備をして、時間になったらさっさと帰る人も多いです。私も、日が迫っている業務がある時以外残業は一切していません。日本みたいに22時とか日付を跨いで仕事をしている人はいません。
日本と違ってゆるいところが多いので、スムーズな仕事ができないこともあってもどかしい思いをしたこともありましたが、慣れてしまうと「まあいいか」と思うことが多くなりました。大事なことは余裕をもって前もって進めておくと問題ないことが分かってからは、心に余裕をもって働くことができました。
日本にいたときはイライラすることが多く、「仕事いくのいやだなあ」といつも思っていましたが、イギリスの労働環境ではそう思うことはありませんでした!
こんな働き方があるんだなあと思いつつ、日本に帰った後のことを考えるとゾッとします…笑
*Photo by Shridhar Gupta on Unsplash
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